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温めていたテーマを/鄭明洙

学芸会の演目は、毎年、多くの教員が頭を抱えることである。テーマや他の学級と演目が被らないようにするなど、考慮すべきことがたくさんある。何よりも児童たちの特色に合った演目を考えなければならない。そんな心…

ミステリーは続く/鄭明洙

秋風が吹き抜ける非常階段に身を潜め、息を必死に整える…。疲労と安堵を含んだ大きなため息をつき、ゆっくりと非常階段を下りる。逃げてきた道を戻って 玄関の前に着いたとき私は大げさに疲れたふりをして児童たち…

日本の教育の商業化/韓翔昊

留学同同盟員たちは現在、毎年11月末に朝鮮大学校と合同で行われる在日朝鮮学生学術研究討論会に向けて論文を執筆中だ。論文執筆にあたっては「この研究を今進めていく意義は何なのか?」が強く問われる。要するに…

もしもの話/金潤実

ある日、同年代の友人と喫茶店でお茶をしていた時、ふとした話題から「金銭面もタイミングも何も気にせず、もしも今から大学に行けるなら(学び直せるなら)どの分野に行きたいか?」という話になり、その場で各々3…

思惑通りにほくそ笑む教員/鄭明洙

2学期が始まり息つく間もなく3年生たちの前に大きな壁が立ちふさがった。今年は全員がコッソンイの作文を書くことになったのだ。大きな壁というのも、児童たちはこれまで原稿用紙3~4枚ほどの作文を書いた経験が…

自己矛盾に向き合う/韓翔昊

留学同の活動を通して社会観や活動観を深めていく過程で、自分自身の立場性(主に加害者性)について深く内省させられた。 私は、植民地支配宗主国である日本において、在日朝鮮人という側面を見ればマイノリティで…

ウリマルの思い出/金愛実

前回に続き、留学中のエピソードを紹介したい。 留学先の上海の大学で出会ったある友人が、週末に学外で行われている「中日韓英交友会」という異文化交流会を紹介してくれた。イベントは定期的に開催されており、時…