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〈論考 11〉「ポスト冷戦後」の時代を読む

自主化に向かう世界と朝鮮半島 今、世界が大きく動いている。「ポスト冷戦後(冷戦後の後)」というと同語反復のようだが、文字通り「ポスト冷戦後」というべきターニングポイントを迎えていることを予感させる米国…

〈論考 7〉危険な経済システム

米国発金融危機をどう見るか 今年9月、全米第4位の大手リーマン・ブラザーズ・ホールディングス(LEH.N)の連邦破産法適用(日本の民事再生法に相当)、全米最大の保険会社AIG(アメリカン・インターナシ…

〈論考 6〉強制連行犠牲者の遺骨問題

日本政府の不誠実さ浮き彫り 60年間放置されてきた朝鮮人強制連行犠牲者の遺骨調査に日本政府が取り組み始めてすでに3年が経つ。この調査は2004年12月、南朝鮮と日本の首脳会談(鹿児島・指宿)で盧大統領…

〈論考 5〉朝鮮の「人民憲法」制度

全人民の総意を反映 朝鮮民主主義人民共和国の憲法は、人民の総意に基づいた世界に類を見ない、文字通り「人民憲法」である。建国60周年に際し、その制定過程について研究するなかであらためて実感した。 一般に…

〈論考 4〉見直される事業評価

「アウトカム」重視を 近年、事業評価(業績評価)において「アウトカム」に対する注目が高まっている。「インプット―アウトプット―アウトカム」という一連の流れの中で事業を捉え、アウトプットよりアウトカムを…

〈論考 3〉混迷深まる金融危機

「カジノ資本主義」の産物 サブプライム問題に端を発した米国発の金融危機。その深刻さは、「1930年代の世界大恐慌以来の危機」「100年に一度の危機」ともいわれている。まさに、大恐慌の悪夢もぬぐえない事…

〈論考 1〉外国人学校の制度的保障

二重の税差別、撤廃を 夏から9月中旬にかけて、日本各地で行われた外国人学校の処遇改善を求める署名運動に多くの日本市民が積極的に協力してくれたという。外国人学校の権利保障を求める声が着実に広がっているこ…