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〈車椅子のわが子と民族教育 7〉安心できる場所/玄明姫

障がいのある子どもたちは、学校を卒業したときが一番大変だと言われている。 学校に通える間は、ウリハッキョであれ、日本の学校であれ、「受け皿」があるため親も子も安心して過ごしていられる。それが卒業を機に…

〈車椅子のわが子と民族教育 4〉ダブルスクール/玄明姫

子どもたちが初級部を終える間際のある日、東京第4初中の校長がわが家を訪ねてきた。そして、「中級部では輝樹を見られない」と話した。そのときの衝撃は結構な打撃となった。 「受け入れるって最初に言ったじゃな…

〈車椅子のわが子と民族教育 3〉まさかのウリハッキョ入学/玄明姫

輝樹を育てる中で一番の分岐点となったのが学校に上がるときだった。 そのときの輝樹はといえば、立てない、座れない、歩けない、食べられない、返事はできるものの話せない、書けない。普通に考えて「普通学校」に…

〈車椅子のわが子と民族教育 2〉障がい児と健常児のふれあい/玄明姫

3つ子の男の子を産んだ私は一人っ子として育った。はじめての子育てで双子を育てるのは結構大変だった。輝樹に関していうなら、彼は本当に寝ない子だった。(何でだろう?)と悩み、病院に電話をかけてもわからなか…

〈車椅子のわが子と民族教育 1〉「障がい」って何だろう?/玄明姫

今号から7回にわたり、シリーズ「車椅子のわが子と民族教育」を掲載する。 今から18年前、私は26歳で3つ子の男の子を出産した。生まれた子どもたちは結構な早産で低体重児。3人ともすぐに検査に回された。 …