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〈学美の世界43〉中級部作品の表層について/金明和

学美会場で受付をしていると来場者に質問や感想を受ける事が度々ある。 気になるのは「中級部の作品がとても暗いし怖い。心配になる」という保護者の感想だ。 しかし思い返してみて欲しいが、中級部といえば思春期…

〈学美の世界 40〉目のある風景/金誠民

思春期の頃、造形表現の世界に身をおく者は、他では味わえない特別な経験ができる。 それは真っすぐに何かを「見る」経験である。 ある造形が始まった。表現者は、自らが求めるままに「イメージのまな板」の上に素…

〈学美の世界 39〉作品表現に至るまで―東京中高・高2鄭大悟の場合/崔誠圭

今回の「学美の世界」では生徒の作家世界がどの様な経緯でそこまでに至ったかを近くで観察できている特権で書いてみようと思う。一昨年からの全国審査や全国合同合宿の中止を余儀なくされている。各地方ごとに美術部…

〈学美の世界 39〉作品表現に至るまで―東京中高・高2鄭大悟の場合/崔誠圭

今回の「学美の世界」では生徒の作家世界がどの様な経緯でそこまでに至ったかを近くで観察できている特権で書いてみようと思う。一昨年からの全国審査や全国合同合宿の中止を余儀なくされている。各地方ごとに美術部…

〈学美の世界 38〉多様な表現のリアリティと感性の進化/朴一南

「憂い」「そわそわ」「どきどき」など複雑な人の感情や音楽的ニュアンスを表そうとすると、具体的な実像は浮かび難く、アクションペインティングのような抽象的な表現になりがちだが、かえってその方が複雑な感情や…

〈学美の世界 37〉観る者を惹きつける/成明美

76周年を迎える民族教育の歴史の中で50年の道のりを(コロナ過で全国規模で開催できなかった展示を含め)歩んできた在日朝鮮学生美術展。時を経るごとに表現の幅を広げ巧みさを増し、造り出される子どもたちの表…

〈学美の世界 36〉子どもたちの想いが詰まる/朴美奥

「緊急事態宣言」や「濃厚接触者」「PCR検査」など、聞きなれない言葉が日常で溢れるようになり、2年足らずの時間が過ぎようとしている。 新型コロナウイルスの猛威は美術界にも影を落とし、展示の中止・延期や…