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〈人物で見る日本の朝鮮観〉幸徳秋水(上)

幸徳秋水(本名、伝次郎。1871~1911)は明治期における初期社会主義を代表する、まさに先駆的人物である。 秋水は、明治天皇の暗殺を計画したとする、いわゆる大逆事件で検挙され、絞首刑に処せられた。こ…

〈人物で見る日本の朝鮮観〉長谷川好道

長谷川好道(1850~1924)は長州系の軍人で後に元帥に列し、軍人として最高位をきわめた人物である。 その長谷川好道は、朝鮮にとって、2つの時期できわめて大きな接点を持っている。1つは日露戦争以後の…

〈人物で見る日本の朝鮮観〉岡倉天心

岡倉天心(1862~1913)は明治期日本美術界のリーダーとして、また、当時、屈指の国際人として知らぬ人はない有名人である。

〈人物で見る日本の朝鮮観〉志賀重昴

志賀重昴(1863~1927)は地理学者、政治家、ジャーナリスト、教育家という多面的な顔を持った国粋主義者として世に知られている。彼のアジア問題、朝鮮に関する言及は少なくなく、彼の言説の世人に与えた影…

〈人物で見る日本の朝鮮観〉勝海舟

幕末期における勝海舟(1823~1899)の朝鮮への関わり方について、「その連帯の思想と侵略思想を同居させた最初の人物こそ勝海舟であったと思う」と、私は「日本の朝鮮侵略思想」で書いたことがある。 貧乏…

〈人物で見る日本の朝鮮観〉樽井藤吉

大和(やまと)の人、樽井藤吉(たるいとうきち)(1850~1922)は日本近代史上、特異な存在である。その特異たるゆえんは、日本で最初に社会主義を名乗る「東洋社会党」を明治15(1881)年5月という…

〈人物で見る日本の朝鮮観〉横山正太郎

横山正太郎(1843~1870)の名と業績を知る人は日本人の中でも極めて限られている。しかし、明治初期の征韓論狂熱と関連しては、征韓論反対を政府に建言し、割腹して果てるという壮烈な死を選んだ人として、…