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〈おぎオンマの子育て日記〉読者に感謝(最終回)

結婚して遠くへ来たので、母と会うのは年に数回である。母とは気質が正反対だ。母は非常にきちんとしていて、倒れるまで休むことがない。まれに泊まりに来ると、朝から晩まで立ち働いている。自分の事さえ手に余るの…

〈おぎオンマの子育て日記〉「開き読み」

3月は、2人の娘の誕生月だ。ミリョンはオンマの手がふさがっている時には、迷わずチユニのひざへ行く。チユニの妹を可愛がる気持ちも、ミリョンの成長と共に発展する。離乳食を始めて、くさくなったミリョンのウン…

〈おぎオンマの子育て日記〉忘れん坊のオンマ

チユニの学校では月1回、オモニ会の給食がある。幼稚園から通算3回、給食当日に弁当を持たせてしまった。チユニは外であったことをほとんど話さないので、最初のときは他のオモニに聞いて気がついた。2回目は、弁…

〈おぎオンマの子育て日記〉正月の風景

義母の家で年を越した。それぞれ祭祀を終えて、夜になって集まる2人の義姉家族のために、義母と料理をしながら、のんびり話をしていた。 義母は12歳の時、船で日本へ来たそうだ。先に日本で生活していた両親の元…

〈おぎオンマの子育て日記〉それぞれの発音

サンホがうれしそうに駆けよる。「見て」と両手の人差し指を交差させてつきだし、「バチュ」。バツのことだ。サンホの「ツ」と「ス」はともに「チュ」である。「バチュはバチュでも、観光バチュじゃないで」と続いた…

〈おぎオンマの子育て日記〉ウンチのはなし

私は鼻が利く。文字通りの意味である。ミリョンを妊娠するまで、サンホを保育所に預けて、働いていた。「今日は熱が出ると思います」と言って預ける。夕方、迎えに行くと保育士に「サンホ君のオンマ、大当たり!」と…

〈おぎオンマの子育て日記〉ミリョンの成長

急に肌寒くなり、厚手の布団を出したら、ミリョンを産んだ夜のことを思い出した。少しずつ破水してはいるけれど、赤ちゃんはちっとも下りてきていないので、アッパと子供たちは病院についてすぐに、帰ることになった…