公式アカウント

ドキュメンタリー映画「ぬちがふぅ(命果報)-玉砕場からの証言」 朴壽南監督に聞く

「玉砕」―美名の下での虐殺 朝鮮人軍属、「慰安婦」も犠牲に 「ぬちがふぅ」とは沖縄の言葉で「命あらばこそ」。太平洋戦争末期、本土決戦の捨石となった沖縄戦では人口の4分の1に当たる住民が犠牲になった。そ…

〈朝鮮民族の美 33〉歌う人(新羅土偶・5世紀)

この人物は歌っているのであろうか、それとも泣いているのであろうか。ひざまずき、手を前に組んで、やや首を傾け口を大きく開けて発声している。

〈朝鮮仏教と私たち 36〉高麗・普愚(上)

 教団の戒律を整備、仏教界の改革 高麗仏教の流れは光宗(クァンジョン)の命を受け中国に渡り天台宗を起こした諦観(チエグアン)法師に始まり大覚国師・義天(ウイチョン)、普(ポ)照(ジョ)国師(ククサ)・…

〈朝鮮仏教と私たち 37〉高麗・普愚(下)

仏教界改革に尽力 普愚(1301-1382)は13歳で出家し松都・栴檀(せんだん)園(えん)で「無字」を研究しながら大悟した。1345年元に渡り燕京の大観寺に逗留しながら湖州・霞霧山の石屋(ソゴク)清…

〈朝鮮仏教と私たち 39〉朝鮮・山僧時代の仏教

抑仏斥僧の法難の時代 高麗時代に全盛を誇った仏教が朝鮮時代にきてその様相が一変した。高麗末に仏教を排斥しようとした儒者たちは朝鮮王朝が建国されると本格的に仏教を攻撃し政策的に抑え込もうとした。そして抑…

〈朝鮮仏教と私たち 38〉高麗・僧科と僧職制度

僧侶の選抜登用も国家が関与 高麗時代に官吏登用の制度として科挙制度が実施されたが僧侶の科挙である僧科(スンクァ)も高麗時代から始まった。中央集権制封建国家建設を目指した光宗(クァンジョン)(4代王)は…

「慰安婦」機密文書を発見

日本軍の性奴隷犯罪立証 過去、日本が数多くの朝鮮女性を性奴隷として連行した犯罪的蛮行が当時、日本軍当局によるものであることを立証する機密文書が発見された。

〈本の紹介〉「コロニアリズムと文化財-近代日本と朝鮮から考える」 / 荒井信一著      

文化財返還こそが平和への近道 この新書を読みはじめて、直ぐに頭に浮かんだのは、若いときに読んだ五木寛之氏の短編小説「深夜美術館」(1981年作)であった。銀座でバー勤めをするヒロインが、朝鮮から持ち去…

「詩歌と戦争 白秋と民衆、総力戦への『道』」を読む(下)/中野敏男著

内向きの「優しさ」と他者への「否認と暴力」 北原白秋が詩歌・童謡にこめた、日本人の本質としての「郷愁」と「童心」―それは、関東大震災前後の、広範な民衆を巻き込んで海を越えていった植民地主義と大規模な移…