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〈朝鮮仏教と私たち 54〉近代・曹溪宗の成立

「寺刹令(サチャルリョン)」の縛りを退けて 500年にわたる朝鮮王朝の仏教弾圧を受け宗派・宗名もなくしてしまった朝鮮仏教を復活させるため1908年に全国の僧侶代表が集まり圓宗(ウォンジョン)を立ち上げ…

〈歴史×状況×言葉 28〉中野重治(1)/「8.15」描く文学を朝鮮人の視点で見つめ直す

集英社創業85周年記念企画として、昨年より順次刊行されている「戦争×文学」シリーズ。戦争をめぐる文学作品を題材としているだけあって、アジアそして朝鮮にふれた作品も多く収録されており、いずれ本連載でも収…

〈朝鮮仏教と私たち 53〉日本仏教化の中で抵抗

近代、日本の侵略 日本の侵略により、国を亡くし自分の言葉さえも奪われた我が民族は8.15祖国解放まで亡国奴として耐えがたい苦難の歳月を過ごした。 自分の言葉さえ話せず先祖代々の姓名を名のる事も禁じられ…

〈ハングルの旅 18〉朝鮮における識字事業

解放直後の普及活動 解放直後、北朝鮮には230余万人(15~50歳)の非識字者がいた。これは当時北朝鮮の成人のほとんどが漢字はもちろんのことハングルの読み書きができなかった人たちであったということを意…

写真家・安世鴻氏 ニコンによる写真展中止を東京地裁に提訴

不当な処遇、掘り崩される表現の自由 6月26日~7月9日まで、東京・新宿のニコンサロンで予定されていた、写真家の安世鴻氏による写真展「重重―中国に残された朝鮮人元日本軍『慰安婦』の女性たち」への、株式…

〈朝鮮仏教と私たち 52〉開花思想と仏教の平等思想

近世 鏡虚 朝鮮王朝は近代化の波に揉まれながら帝国主義列強の侵略と民衆の抵抗に直面した。

〈朝鮮民族の美 42〉金弘道「打作図」(風俗画帖より)

金弘道は、中国絵画の主流となっていた山水画をまねて、わが国の平凡な画家がしきりに描いた空想的な山水画を描くことはなかった。 彼の多様な作品を貫いていたのは、生活し、働いている当代社会の名もない人々を主…

〈続・朝鮮史を駆け抜けた女性たち 46〉壬辰倭亂の義妓-桂月香(?~1592)

肖像画が京都で発見 前代未聞、妓生の肖像画を祭る 妓生の肖像画が存在し、その妓名と肖像画の由来が明らかにされ、ましてや1815年当時には藏香閣という祠に祭られ、年に一度祭祀が行われていたというから驚き…

〈朝鮮仏教と私たち 51〉東学農民戦争と民衆のうねり

朝鮮 僧侶の城内立入解禁 朝鮮王朝太宗(テジョン)(3代・1400-1418)の仏教排斥以来多少の一時的な変化の時代があったとしても一貫した抑仏政策の下、僧侶たちは迫害を受け都の城内に立ち入ることが禁…