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〈朝鮮歴史人物〉麗玉と「箜篌引」(2)

ある日、麗玉は隣の家に住む麗容という女性と共に、城内で起きたことで涙を流した。裨王(古朝鮮の高い位の官職)の親戚になる人が病気にかかり死んだが、彼がつれていた奴婢60人あまりを彼の妻と共に墓の中に埋め…

〈朝鮮歴史人物〉麗玉と「箜篌引」(1)

我が民族は昔から自分の固有の音楽と芸術を創造し、すばらしい伝統を築いた。 たとえ暮らしは貧しくとも、互いに助け、情を交わし、自分たちの素朴で美しいすべてのことを歌にこめた。我々の音楽は古朝鮮時期にすで…

〈歴史×状況×言葉 31〉中野重治(4)/植民地と講和条約後の日本を同一視!?

安倍内閣が1952年のサンフランシスコ講和条約発効日である4月28日に、「主権回復・国際社会復帰を記念する式典」を開催すると決定した。沖縄その他を切り捨てながら、かつて「屈辱の日」「売国の日」などとも…

〈朝鮮歴史人物〉民族の建国の始祖、檀君(5)

これは、当時としてはかなり発展した法といえる。この時期の法は大体、目に損傷を与えた場合は目で、歯を傷つけたときは歯で、物の場合は同じ物で、害を与えた者に被害を受けた者が同等な報復をする「同害報復」制度…

〈朝鮮歴史人物〉民族の建国の始祖、檀君(4)

「世宗実録」37巻にも秋夕に檀君を朝鮮民族の始祖として祭事を行ったことを明らかにしている。 これらすべての歴史的事実は、檀君が実在した人物であるということを、既成事実として認めたということを示している…

〈朝鮮歴史人物〉民族の建国の始祖、檀君(3)

檀君陵の前方には広い平野があり、東側には大同江に流れる水晶川がある。この水晶川の岸辺に臨鏡台があり、ここに檀君の足跡が残っているという伝説がつたえられている。 西側には檀君湖という湖がある。 この村の…

〈朝鮮歴史人物〉民族の建国の始祖、檀君(2)

檀君(タングン)神話は、「三国遺事」だけではなく1287年に高麗の李承休が書いた「帝王韻紀」にも記されている。 これは我が民族の祖先に対する格別な尊敬の念と、始祖である檀君に対する深い崇拝心が生んだ説…

〈朝鮮歴史人物〉民族の建国の始祖、檀君(1)

檀君は古朝鮮を建てた建国始祖である。 今から五千年余前に檀君が平壌に都を定め、東方で初めて「朝鮮」(古朝鮮)という国を建てた。当時平壌を「プルナ」と呼んだ。 階級社会が出現し、檀君が古朝鮮を建てること…

〈朝鮮仏教と私たち 60〉人はひとりでは生きていけない(最終回)

連載を終えて 2011年5月18日から今日まで60回に亘って朝鮮仏教の歴史を掻い摘んで見てきた。慣れない名前や言葉が多くて分りづらいというお叱りをいただいた反面知らなかったことが多く資料になるので切り…