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短編小説「燃える島」9/黄健

2022年01月19日 06:31 短編小説

「私を許してください! どうかあなたがたと一緒に最後まで進めるように、正しい道からはずれないように、はげましてください」

貞姫は、自分の考えだけを追いながら、そらんじるように言った。

大勲は、黙って机の上にきちんと重ねている貞姫の両手を、かたく握りしめた。

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