英語朗読コンテストで優秀賞／神奈川中高、九州中高、山口初中

民族教育通じて培ったスキル、内外で発揮

優秀賞を受賞した九州中高の中級部2年生たち

昨年に続き、各地の朝鮮学校に通う生徒たちの活躍が目覚ましい。英語のスピーチ力を競う全国大会「2021年英語朗読コンテスト」で、神奈川中高、九州中高、山口初中の中級部生徒が優秀賞に輝いた。（韓賢珠、金紗栄）

学びの場、発表の場を

教育開発出版株式会社が主催する英語朗読コンテストは、園児から中学生までを対象とした約30年の歴史を持つコンテスト。前期、後期の年２回にわたり開催され、主催側が指定する課題に応じてCDなどに朗読音声を録音、それをネイティブが審査する形で行われる。審査基準は、①Flow（全体印象、すらすらと読めているか）、②Pronunciation（発音、文章朗読は正確か）、③Charactor（作中人物になりきれているか）、④Drama（表現力）、⑤Attitude（元気に楽しんで読めているか）の5つからなっており、2021年度は、各地から約3000人が参加した。

21年度の前期コンテストには神奈川中高から、後期コンテストには山口初中、九州中高から中級部生らが参加するなか、朴美香さん（神奈川中高・中3）、裵記瑛さん（山口初中・中2）、崔礼芽さん、朴理純さん、金美羽さん、高彩稀さん、文璃英さん、李美奏さん、李娟華さん（九州中高・いずれも中2）がそれぞれ優秀賞を獲得した。とりわけ、同コンテストでは最高得点者（21年度は99点）に対し最優秀賞（MVP）が授与されるなか、神奈川中高の朴美香さんが、最高得点に続く98点を記録し、堂々の優秀者入りを果たした。