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?安保戦略見直しに警鐘/外務省日本研究所

2022年01月25日 11:42 対外・国際

“日本の防衛戦略は攻撃戦略へ”

朝鮮外務省日本研究所のキム・ジョンヒョク研究員は23日、同省HPに「日本の『周辺の脅威』説はなにを狙ったものなのか」と題した文を発表し、周辺国を口実とした日本の軍備増強を非難した。

同研究員は、最近日本の政界の高官らが「周辺の脅威」説を騒ぎ立てていることに言及し、「注意すべきは歴史的にこのような主張が出ると、必ず軍事力を質的・技術的・量的にいっそう強化する動きが連なるということだ」と指摘。

既報のように、自民党は外交と防衛の基本方針にあたる「国家安全保障戦略」「防衛計画大綱」「中期防衛力整備計画」の改定に向けた議論を始めた。

これに対し同研究員は、「極めて危険なのは日本がこれら文書に『敵基地攻撃能力』保有と『防衛費』の大幅増額、長距離ミサイルをはじめとする各種ミサイルと航空母艦、哨戒機、ステルス戦闘機などの先制攻撃型の武装装備の開発および購入を含めようとしていることだ」とし、これは「一言で日本の防衛戦略が攻撃戦略、侵略戦略へと完全に変わることに事態の重大性がある」と主張した。

同研究員は、「日本が周辺環境の前例のない脅威を世論化しながら、今年中に『国家安全保障戦略』を含む防衛戦略を見直そうとするのは、『専守防衛』の看板さえも捨てて『大東亜共栄圏』の夢を実現しようとする極めて危険な動きだ」としながら、「日本は自らの侵略戦争がもたらした惨敗に対してしっかりと振り返り、軽挙妄動すべきでない」と糾弾した。

(朝鮮新報)

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