短編小説「燃える島」6/黄健


「どうか体に気をつけてね」

「私のことは大丈夫、あなた方こそ、途中気をつけてね……」

「ええ、またきっと会いましょうね……」

「がんばって……」

「あなたもがんばって……」

後ろ髪をひかれる思いで去っていく二人を見送った貞姫が塹壕に引き返してみると、無電機のわきに、李大勲中隊長がもっそりと突っ立っていた。

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