〈本の紹介〉ケーキの切れない非行少年たち/宮口幸治著


気づかれない存在に眼を

792円(税込み)。新潮社。0120-468-465

今年5月に少年法が改正された。成年年齢の引き下げに伴い、18、19歳を「特定少年」と位置づけ、事件を起こした際の厳罰化などが定められた。

重い罰を科せば、少年たちは更生するのか。本書で著者が指摘する非行少年たちの現状とかれらの共通点に触れると、決して厳罰化だけが更生への答えではないということが見えてくる。

児童精神科医として医療少年院での経験が豊富な著者は、院内の非行少年たちと接する過程で「気づかれない存在」がいることを知った。

例えば、ケーキを切れない少年たち。かれらはホールケーキを3等分する課題を前に、円を2等分にしてしばらく悩み「わかりません」と答えた。

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