コロナ禍で感染対策を徹底/各地朝鮮学校で新学期はじまる


各地の朝鮮学校で2学期が始まった。 昨年以降コロナ禍が長期化する中でも、各地の学校では地域ごとの感染状況を考慮した各種対策を講じながら学校運営を続けている。

感染防止対策委を中心に/神奈川中高

各地の朝鮮学校で2学期が始まった。(写真は神奈川中高)

神奈川中高では、感染拡大に伴い8月2日から神奈川県で発令されている緊急事態宣言などの状況を踏まえ、2学期の始業式を8月26日に実施した後、27日から31日までの4日間を各家庭でオンライン授業をうけるよう措置をとった。その間、同校の生徒たちは、朝のホームルームや基本科目を中心とした3コマの授業などZOOMを利用したオンライン形式での学校生活を送った。その後、本来、中央学生体育大会が予定されていた9月の第1週を休日期間として、6日から対面授業を再開した。

 

神奈川中高の生徒たちは、学校の感染防止対策委員会が準備した健康記録表に毎朝体温をチェックしている。

一方、感染対策も徹底している。生徒たちは、登校の際に学校入り口で消毒を行い、体温を確認し教室に移動。学校の感染防止対策委員会が準備した健康記録表に、毎朝体温をチェックしている。仮に発熱など体に異常が確認された場合や感染の不安を抱える場合には、自宅待機とし、生徒らの体調に合わせて授業にはZOOMでリアルタイム参加できるようにしているという。その他にも、短縮授業、登下校時間の調整、一時的な部活動の中止など地域における感染状況や行政の動きに応じた措置を取っている。

神奈川中高の張末麗教務部長は「最近の教育の傾向やコロナの長期化により生徒たちの学びの形態が多様化した。今後はその変化に合った教授方法について研究を深めていく必要がある」と述べながら「学校教育という生徒たちの貴重な学びの場を保障するために、今後も教員たちが力を合わせ学校運営に取り組んでいきたい」と話した。

(韓賢珠)

ガイドライン策定し運営/広島初中高

8月27日、緊急事態宣言の発令のさなかに2学期を始業した広島初中高では、児童・生徒たちの登下校時間の調整や授業の短縮、給食の中止など、さまざまな対策を講じながら、子どもたちの学びの場を保障している。

各地の朝鮮学校で2学期が始まった。(写真は広島初中高)

これらの対策は今年5月、今回と同様に広島県が緊急事態宣言の対象に含まれた際に児童・生徒たちが学校生活を滞りなく送れるようにと講じたものである。この経験に基づいて、同措置がガイドライン化され今回の実施に至った。措置は緊急事態宣言の延長に伴い、9月末までを予定している。

また現在児童・生徒たちの授業は、一コマ45分を40分に短縮して行われている。それにより生じる不足分は、宣言解除後の土曜日の追加授業で補う。

教員たちは、子どもたちの心のケア、健康観察にも注力。児童・生徒たちもまた各々の感染症に対する危機意識の高まりによって、消毒や換気をはじめとした予防策が習慣化されている。

金令姫教務部長は「これからも生徒の健康を最優先に、貴重な学校生活と学びの機会を最大限保障できるよう努力していきたい」と話した。

(全基一)