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各地の朝鮮幼稚班教員らが合格/2021年度保育士試験

2021年09月07日 14:53 主要ニュース 民族教育

資格活用し保育の質あげたい

広島・企業主導型保育所「エミ保育所」で園児らと遊ぶ全弥由さん(写真=本人提供)

東京第2初級附属幼稚班の安裕美さん、横浜初級附属幼稚班の金香那さん、広島初中高附属幼稚班の李美瑛さん、広島・企業主導型保育所「エミ保育所」*の全弥由さんが2021年度保育士試験に合格し、保育士資格を取得した。

昨年度は、新型コロナ感染拡大防止の観点から、年に2回予定された試験日程のうち、各都道府県の決定で前期試験(筆記)が中止となったが、今年度は従来どおり4月(筆記)と7月(実技)に前期試験が行われた。厚生労働省の発表によると、保育士合格率は昨年度が24.2%、2019年度が23.8%、2018年度が19.7%と、直近3年でおよそ20%程度と高い数字ではない(今年度分は7日時点で未発表)。前期筆記試験のなかった昨年度を除いては、毎年約6万人から7万人が受験している。

合格した4人の幼稚班教員らは、一昨年、昨年にそれぞれ朝鮮大学校教育学部保育科を卒業し、各地の朝鮮幼稚班の教員として着任。日々の保育の傍ら受験勉強に打ち込み、晴れて有資格者となった。

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