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〈超越、前人未到〉新生・大阪朝高ラグビー部(上)

2021年09月04日 10:00 スポーツ 主要ニュース

苦難の末に導き出した「答」

今年1月に行われた「第100回全国高等学校ラグビーフットボール大会」で、第89回大会(09年度)、第90回大会(10年度)以来となる「花園」3位の結果を収めた大阪朝高ラグビー部。3月末、第6代監督の権晶秀さんが退任し、4月から文賢さん(32)が第7代監督に就任した。新体制の下、日々練習に取り組む「新生・大阪朝高ラグビー部」の現在を紹介する。

日々練習に取り組む大阪朝高ラグビー部

伝統を継いで

「自分に大阪朝高ラグビー部の監督を務める資格があるのか」。文賢さんは、次期監督就任の打診を受け、こう悩んだという。

理由は単純だった。これまで同部の監督を務めてきた人たちのほとんどが、朝鮮大学校を卒業後、ストレートで大阪朝高の教員として赴任し、コーチとして長く経験を積んだうえでチームを指揮した。一方、文さんは朝大文学歴史学部を卒業後、城北初級に赴任。8年間、城北と生野初級で教員を務めた後

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