公式アカウント

〈それぞれの四季〉手紙/姜詩那

2021年09月03日 10:43 コラム

朝の冷ややかな風、見慣れた景色、雨上がりの香り、あの頃よく聴いていた音楽、くすぐったくなるような空気。日常の中で当たり前のように出会うひとときに、胸がぎゅっとなる懐かしさが詰まっていて、それが幸せな思い出であれ、辛い思い出であれ、温かい。そしてそのとき、無性に「あ、手紙を書きたい」という衝動に駆られるときがある。

Facebook にシェア
LINEで送る