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等しく生きる権利、自由を考える/講演「在日朝鮮人差別の根源を問う」

2021年08月28日 10:00 主要ニュース 文化・歴史

朝鮮解放76周年記念講演会、京都で

講演会「在日朝鮮人差別の根源を問う」が8月21日、ラボール京都で行われた(提供=実行委)

朝鮮解放76周年記念講演会「在日朝鮮人差別の根源を問う」(主催=朝鮮解放76周年記念講演会実行委員会)が8月21日、ラボール京都で行われた。講演の様子はオンラインでも配信され、講師に同志社大学の鄭祐宗准教授が登壇した。講演会は日本の植民地解放から76年を迎える今日においても、在日朝鮮人に対する官民一体の差別が依然として続く中、差別の根源を探り、真の朝・日間の友好関係を考える貴重な場となった。(全基一)

「二重の朝鮮人迫害」

鄭祐宗准教授は講演冒頭、「在日朝鮮人は日本社会で差別され迫害を受けるために存在するのではない」と強調。関東大震災時における朝鮮人虐殺を例に挙げ、それが官民による文字通りの虐殺であるだけでなく「『朝鮮人は差別され迫害を受ける存在である』」と存在そのもののわい曲を図った迫害だったとし「朝鮮人虐殺は二重の意味で朝鮮人迫害だった」と指摘した。

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