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短編小説「幸福」4/石潤基

2021年08月02日 08:00 文化・歴史

私は唖然とした。突然の質問に、私はすっかりあわててしまった。もちろん彼に、自分の幸福について考える必要があると意見をしたときは、私自身は幸福だということを言外に意識していたに違いなかった。微力ながら私にも、党と革命の偉業につくす一定の能力があり、課せられた仕事は大過なく果たしてきたことを自他共に認めるとひそかに自負している。

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