同胞たちに希望のメッセージを/「全国朝鮮歌舞団オンライン公演」盛況


「今できること」を実践

東京、京都、大阪、広島、福岡の朝鮮歌舞団による特別公演が15日、オンラインで配信された。各地の歌舞団が合同で取り組む初の試みとなった同公演。当日は580件のリアルタイム視聴があったほか、18日現在で総視聴数は6,293回を記録するなど、公演への関心の高さをうかがわせた。

盛況を博した「全国朝鮮歌舞団オンライン公演」

各地の朝鮮歌舞団では、昨年以来、コロナ禍の影響で従来の公演活動が制限されるなかでも、オンライン公演や無観客公演、動画配信をはじめとする新しい試みを行い、文化芸術を通じて同胞社会に活力を与える活動を続けてきた。

混成重唱「ウリチャンダンニルリリ」(東京朝鮮歌舞団)

今回の公演は、さまざまな方法や手段を駆使しチャレンジを重ねてきた5地域の歌舞団による経験を集大成したプロジェクトの一環となる。この日の公演に先立ち、6月15日には同プロジェクトのスタートを知らせる動画を公開し、7月20日からは当日までのカウントダウンとして、全25人の出演者たちを紹介する映像を配信するなど、各地の団員たちは今年4月以降、定期的に協議を重ねながら、公演成功のために邁進してきた。

独舞「チョナンサムゴリ」(京都朝鮮歌舞団・宋朝響)

大阪朝鮮歌舞団の趙正心団長(朝鮮民主主義人民共和国功勲俳優)が司会を務めるなか、全出演者によるリモート合唱「パンガプスムニダ」で幕を上げたオンライン公演では、約70分間、全15演目が披露された。

混声重唱「行こう白頭山へ」(大阪朝鮮歌舞団)

歌や舞踊など団員たちの技量はもちろんのこと、オンラインの特性を考慮し、視覚的に楽しめるようにとさまざまな工夫が施された渾身のステージは多くの視聴者の心を揺さぶった。

重舞「オルシグ」(広島朝鮮歌舞団、文芸同広島)

準備期間、団員たちは映像チーム、レコーディングチームに分かれてそれぞれ準備にあたった。映像チームの責任者を務めた京都朝鮮歌舞団の呉明姫副団長は、「明るい未来は必ずやってくるという希望を抱いてほしい、このメッセージを同胞はじめ視聴者たちに伝えたいという一心で準備に励んだ」と振り返りながら「視聴者たちがオンラインで残してくれた感想を見て公演の意義が大きかったと、改めて感じた。今後も各地の歌舞団が力を合わせ、先代たちが守ってきた朝鮮文化の火種を絶やさぬよう精力的に活動したい」と語った。

双舞「チャンゴの舞」(福岡朝鮮歌舞団)

京都の呉副団長同様にレコーディングチームの責任者として中心的な役割を担った東京朝鮮歌舞団の李允彰団員は「離れていても同じ志向を持つ文芸活動家が各地に居ることを再確認する貴重な期間だった」と話す。そのうえで「今回の公演は歌舞団活動を今後展開するうえで大きな財産になった。この経験を活かし、これからも今できることを模索、実践して同胞たちの期待に応えたい」と話した。

(取材班)