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【1報】〈広島無償化裁判〉最高裁決定受け広島初中高で抗議集会

2021年08月08日 09:40 権利 民族教育

これからも闘い守り抜く

朝鮮学校を高校無償化制度の指定対象から外したのは違法だとして、広島朝鮮初中高級学校を運営する広島朝鮮学園と同校卒業生ら109人が国を相手取り起こした訴訟(広島無償化裁判)で、最高裁は原告の上告を棄却する決定を出した。

「広島無償化裁判緊急抗議集会」が7日、広島初中高で行われた

これを受け「広島無償化裁判緊急抗議集会」が7日、広島初中高で行われた。在校生や学校関係者、同胞、日本市民ら約100人が参加した。

集会では7月27日付ででた最高裁決定についての説明を弁護団が行った後、原告や支援団体代表らが発言した。

原告(27)は「裁判を通して日本政府や司法がいくら否定しても私たちは朝鮮人であるし、それは誇りであると改めて確信できた」と強調した。

李昌興校長は弁護団や支援団体に謝意を表しながら「75年の歴史を誇る同校は先代の闘いによって守られてきた。必ず、朝鮮学校にも高校無償化が適用されるようこれからも教育者として全力を尽していく」と強い決意を示した。

集会では各地の朝高から送られてきた連帯メッセージ(映像)が紹介されたほか、在校生たちによる歌と踊りが披露された。

各地5カ所で行われていた高校無償化裁判は、広島で学校側の上告が棄却されたことによりすべての地域で原告敗訴が確定。約8年半に及ぶ司法闘争が終結した。

(金紗栄)

 

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