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〈子どもたちにナルゲを3〉継承し、より発展させていく/経験受け継ぐ講師、受講生

2021年06月11日 09:00 主要ニュース 民族教育

責任感を持って

5月末のある日の夜7時。朝大の第1研究棟では、いつもように「ナルゲ」が行われていた。

「안녕하세요! 잘 지냈어요?(こんばんは、元気にしてた?)」

講師がパソコンに向かって質問すると、画面越しからは「イェ(はい)」と答えが返ってきた。

「今日はサッカーの練習なかったんだね」「ご飯は食べた?」朝鮮語と日本語を交えながら講師と受講生(小学3年生)は会話を続け、それから少しして授業に入った。

この日は数字の読み方に関する復習。受講生は「일, 이, 삼, 사(1,2,3,4)…」と朝鮮語で数えていく。受講生が途中でつまずくと、講師がヒントを与えながら答えに導く。無事に10まで正確に発音できた。

「よくできました!」

講師が嬉しそうに笑った。

「では、いま習ったことを踏まえてゲームをしてみよう」

受講生が楽しく朝鮮語を習得できるよう、授業内容に合わせてゲームなどを盛り込んでいるという講師。画面越しで「やったー!」と興奮した様子の声が聞こえてくる。

授業を行ったのは教育学部4年の黄成義さん。この日も、大学の講義と行事が終わったあと「ナルゲ」を行っていた。

授業を行う黄成義さん

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