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金正恩総書記が党第6回細胞書記大会で行った閉会の辞

2021年04月09日 10:10 主要ニュース 政治

【平壌4月9日発朝鮮中央通信】 金正恩総書記が朝鮮労働党第6回細胞書記大会で行った閉会の辞は、次の通り。

金正恩総書記が朝鮮労働党第6回細胞書記大会で閉会の辞を述べた(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

細胞書記の皆さん!

全党の強化、全党の団結の礎石であり、基本である党細胞の強化において画期的な改善をもたらすために開かれた朝鮮労働党第6回細胞書記大会は、全ての参加者の高い政治的熱意の下にその目的を達成し、日程を終えることになります。

大会では、党細胞の活動状況が肯定的な側面と否定的な側面で深く分析・総括され、今日、党細胞が堅持していくべき重要な課題と党細胞書記の役割を強める上で提起される実践的方途が示されました。

本大会を通じて、全党の思想・意志の統一団結を一層磐石のごとく打ち固め、社会主義建設を力強く推し進める上で党細胞の強化が持つ意義と重要性が今一度実証され、党細胞の戦闘力を強化してわれわれの当面の闘争目標を立派に遂行する固い意志が表明されました。

朝鮮労働党第6回細胞書記大会は、わが党の独創的な基層組織建設思想をさらに発展させ豊富にし、全党の細胞書記に明確な行動指針を打ち出した意義深い大会としてチュチェの党建設史にはっきりと記されるでしょう。

細胞書記の皆さん!

朝鮮労働党第6回細胞書記大会の基本思想は、すべての党細胞を人間的に固く団結した健全で、かつ血気旺盛な細胞に作ろうということです。

人間的に団結していない党細胞は、忠誠の細胞とはなりえません。

全ての党細胞を人間的に固く団結した集団にかえるのは、全党を強化するための先決条件であり、現段階において必ず解決すべき焦眉の問題です。

そのため党中央は本大会で、党細胞に提起される10大課題と細胞書記が身につけるべき12 の基本的品性を提示しました。

党細胞書記は、細胞を人間的に団結した一つの家族にする上で必ず柱となり、そのためにはほかならぬ同志の皆さん、党細胞書記が人知れぬ気をつかい、苦労の道もより多く歩かなければなりません。

党細胞書記は、わが子の生活と成長に常に関心を払い、正しい道に導く母親のように温かい愛情と献身をもって党員をたゆみなく教育し導いて、党と革命に限りなく忠実な闘士、志と情を共にする真の革命戦友となるようにすべきです。

そうしてこそ、党細胞を人間的に団結した一つの集団に、苦楽を共にしながら困難に打ち勝ち、課された革命任務を立派に遂行する前衛隊伍につくることができます。

党細胞書記は、党大会が示した戦略的課題を遂行するための党細胞の活動を手際よく導かなければなりません。

党細胞書記が力強い政治活動によって大衆の精神力を発揮させ、隊伍の先頭に立って進撃路を切り開いてこそ、戦場ごとで奇跡と革新が生み出されるのです。

常に大衆と共に生活している党細胞書記の言葉と行動は、人々の心に直ちに作用し、大衆に大きな影響を及ぼします。

党細胞書記は、真情という大きな力をもって大衆の心を動かす優れた政治活動家になるべきです。

困難で骨のおれる仕事には必ず率先して身を挺し、革新的な考え方と仕事ぶりをもって新しいものを絶えず創造する先駆者になるべきです。

細胞書記の皆さん!

皆さんは本大会を通じて、党と革命に対し担っている自分たちの責任の重大さを改めて深く自覚したことでしょう。

わが党が揺るぎなく強固なのは、総書記があったり、党中央委員会に政治局や書記局があるからではなく、党の路線と政策を貫徹する直接の戦闘単位であり、末端基層組織である党細胞があり、これを受け持っているわが党細胞書記がいるからです。

党の構想が具現される生産現場で大衆と同じく働きながら、党が進撃する時は闘いの先頭に立って大衆を導き、党が試練に直面した時は命を賭して党を擁護する党の親衛隊、突撃隊であり、いつどこにあっても犠牲的な努力と闘争によって黙々と党を揺るぎなく支える党細胞書記を抜きにしては、わが党が成し遂げた偉大な変革と歩んできた勝利の道程について考えることができません。

職責や特典、報酬という面で普通の人々と区別はありませんが、わが党の礎石となり、わが党が展開する偉大な事業の旗手、前衛闘士となっている頼もしい党細胞書記は、特別な地位のない職業的革命家であり、報酬を望まず党のために献身する隠れた英雄の中の隠れた英雄です。

それゆえ、私は常に皆さんをありがたく思っており、わが党の中核の中の中核である皆さんに今一度、わが革命のために、わが党のためにより多く努力し闘ってくれることを頼みたいと思いました。

細胞書記の皆さん!

われわれの前進途上には幾多の障害と難関が横たわっており、そのため第8回党大会の決定を貫徹するための闘争は順調ではありません。

わが人民の前途を切り開き、社会主義・共産主義へ向かう偉大な目標、偉大な理想を実現する上でわが党は、何らかの偶然の機会に巡り会えるということを決して信じていません。

われわれはどこかに期待をかけたり頼ったりすることもなく、ひたすら数百万の労働党員、とくに数十万の細胞書記の心を信じているだけです。

わが党を母なる党として信頼し従い、自己の党を守るために数十年間もあらゆる苦難に耐えてきた人民の苦労を今は一つでも軽減し、人民に最大限の物質的・文化的福利をもたらすために、私は、党中央委員会から始めて各級党組織、全党の細胞書記がより厳しい「苦難の行軍」を行うことを決心しました。

今、わが人民はうれしい時にも苦しい時にも、変わることなくわが党を母なる党と呼んで慕っています。

この呼び名は、この世で朝鮮労働党だけが授けられた尊い称号であり、億万の金でも得られず、何ものとも代えられない最高の栄誉であり、最上の光栄です。

これからわが党は、気兼ねなく党を母と呼ぶ人民の偉大な信頼に命を賭して必ず応えなければなりません。

そのためには、わが党が人民の真の「忠僕」党にならなければなりません。

細胞書記の皆さん!

朝鮮労働党の底知れない力であり、不敗性の象徴であり、特有の称号であり、呼称である、わが人民が呼んでくれた母なる党という偉大なこの呼び名に恥じることなく、この栄誉をとわに固守し輝かせるために、われわれの全ての党活動家、党細胞書記が百倍に奮発して闘っていくことをこの場を借りて今一度戦闘的に呼びかけるものです。

全党の数十万の細胞書記と党活動家が、党中央の指導に従って党員を固く団結させ、彼らの忠実性と愛国心、創造的知恵を積極的に発揮させる時、朝鮮革命は高揚した勢いで勝利の一路をたどるでしょうし、共産主義の理想は必ず実現するでしょう。

私は、大会の参加者と全党の細胞書記が本大会の基本思想と課題を心に受け止め、党細胞の強化・発展のために献身奮闘することによって、全党の強化、全党の団結に大いに寄与するものと確信しつつ、朝鮮労働党第6回細胞書記大会の閉会を宣言します。

(朝鮮新報)

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