在日朝鮮人運動の未来を担う決意/2021年度朝鮮大学校入学式


入学の喜びを分かち合う新入生たち

2021年度朝鮮大学校入学式が10日、同校講堂で行われた。総聯中央の朴久好第1副議長兼組織局長、宋根学副議長兼教育局長、姜秋蓮副議長兼女性同盟中央委員長、教職同中央の慎吉雄委員長、同校の韓東成学長、洪南基理事長、朝大同窓会の李英一会長をはじめとする教職員と新入生、保護者らが参加した。

入学式では参加者のマスク着用、アルコール消毒を徹底するなど新型コロナウイルスの感染対策が講じられた。

式ではまず、朝鮮民主主義人民共和国教育委員会から寄せられた祝電を宋根学副議長が紹介した。

祝福の中入場する新入生たち

朴久好第1副議長が祝賀のあいさつに立った。

第1副議長は新入生と保護者らを心から祝福するとともに、金正恩総書記が朝大創立65周年に際し、朝大教職員と学生たちに寄せてくれた祝電をこの上ない喜びをもって伝えると述べた。

第1副議長は新入生らが総聯や同胞コミュニティ、朝大に送り出してくれた恩師たち、そして朝大教職員や保護者たちの期待を胸に抱き、愛族愛国の伝統を継承し、新たな時代にふさわしい人材になってもらいたいと激励した。

続いて韓東成学長が報告を行った。

学長は朝大が2021年度の学生募集において、同校の教育水準や特色を広く宣伝する一方で、「推薦選抜」「入学前教育」といった新たな試みを始めた結果、多くの新入生らが入学することになったと話した。

学長は、新入生らは在日朝鮮人運動と同胞社会の未来を担う大きな抱負、美しい夢と理想を抱き勉学に励み、朝鮮大学校の名声を高めていかなければならないと励ました。

新入生を代表し決意表明を行った政治経済学部の朴剛寿さん(九州中高卒)は、これからの時代と民族の前に課せられた使命、同胞らの信頼、そして家族の期待に応えていくと述べた。

実りある大学生活を

新入生やその保護者たちは、希望に胸を膨らませていた。

記念写真を撮る新入生と家族たち

体育学部に入学した金秀鎮さん(大阪中高卒)は、現在ラグビートップリーグで活躍する金秀隆さん(体育学部卒、クボタスピアーズ所属)を兄に持つ。同大創立30周年に師範教育学部(当時)に入学した母の金尚美さん(53)は、創立65周年を迎えた記念すべき年に息子が入学し「感慨深い」と話す。秀隆さんや秀鎮さん含め、息子4人全員を同大体育学部に通わせた父の金一九さん(56)は「民族教育の最高学府である朝大の卒業生として、社会で活躍することに意味がある」と、常々子どもたちに説いてきたという。尚美さんと一九さんは「友だちをたくさん作り、楽しい大学生活を送ってほしい」とエールを送った。

経営学部に入学した徐潤樹さんの父・永大さん(47)も経営学部出身だ。また、潤樹さんの兄・尚輝さんも現在、経営学部で学んでいる。経営学部長をはじめとする朝大の教員らが、自身の恩師や先輩だという永大さん。「安心して子どもを学校に任せられる」としながら、「4年間で自身の世界観や人生観をしっかり形成して同胞社会のために活躍できる存在に育ってほしい」と期待を込めた。

他方で外国語学部に入学した朴志陽さん(神奈川中高卒)の父・朴英二さん(45、政治経済学部卒)は、神奈川中高、朝大と、自身の母校を息子が卒業・入学し、「感慨深い」と、目を細めた。これまで「自分の進む道は自分で決める」よう、志陽さんに教えてきたという英二さんは「夢や希望、可能性が無限大に広がっている今の時代だからこそ、世界で活躍できる力を養って祖国の繁栄と統一のため貢献してほしい」と話した。

(文=全基一、金紗栄 写真=盧琴順)


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