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〈2021年度入学式〉意義深い年の新入生たちを祝福/尼崎初中

2021年04月04日 14:16 主要ニュース 民族教育

学校創立75周年迎え

兵庫県尼崎市の尼崎初中で3日、2021年度入学式が行われた。

同校講堂で行われた式には初級部、中級部の新入生とその保護者、玄勇哲校長をはじめとする教職員、総聯兵庫県本部の李修男副委員長(尼崎西支部委員長)、尼崎東支部の金聖文委員長など関係者らが参加した。

この日の入学式は、関西地域で再び新型コロナ感染症が拡大していることを受け、マスクの着用や入場時の消毒はもちろんのこと、場内の換気を行うなど徹底した防疫対策がとられた。また参加人数を制限し、内容も一部短縮、縮小して進められた。

同校の校歌が流れる中、真新しい制服に身を包んだ新入生たちが入場。参加者たちは初級部9人、中級部23人の晴れやかな姿に、目を細めながら温かい拍手で祝福した。

 

つづいて、玄勇哲校長があいさつした。

玄校長は、学校創立75年を迎える意義深い年に、「4.24教育闘争」の精神を受け継いだ同校に入学することになった全32人の新入生を祝福しながら、新入生たちが学友たちとともに充実した学生生活を送ることを願い激励した。

式では、学校やオモニ会、ひまわり信用組合などから新入生たちへ記念品が贈呈されたほか、初級部、中級部の新入生代表による決意表明などがあった。また、兵庫県青商会が県下の朝鮮学校に通うことになった新1年生たちへ制服と体操服をプレゼントしたことが紹介された。

式後、場内にいる参加者や、外で待機していた在校生たちは、拍手とともに花吹雪を飛ばして会場を後にする新入生たちを祝った。

鄭奈美さん(43、同校卒業、女性同盟兵庫・尼崎東支部子育て支援部長)は、今年中級部1年に入学した双子の娘、金仙伊さん、潤伊さんの晴れ姿を見に駆けつけた。

今年、新・中1になった入学生のうち、尼崎初級を卒業した児童全員が同校に進学した。その要因について鄭さんは「子どもたち同士の仲の良さやクラスの雰囲気だけでなく、保護者たちも親交を深め互いを思いやる気持ちや、学校のためにといった思いを共有してこれた」ことがあるとしたうえで、「娘たちには、在日朝鮮人として芯のしっかり通った大人に成長してほしい」と話した。

幼児期から民族教育を

一方で同日、付属幼稚班の入園式も行われ、年少クラスから年長クラスまで8人の園児が入園した。

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