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〈ここにも同胞の名店・富山〉ぼてじゃこ 本店

2021年03月03日 07:30 ここにも同胞の名店

富山県民に愛されてきた「ぼてじゃこ」のお好み焼き。秘伝のソースとマヨネーズをフワフワの生地に

店舗紹介

「富山県のお好み焼きチェーンでナンバーワン」「富山県民なら知らない人はいない」と言われるほど数多くのファンを持つ「ぼてじゃこ」は、JR越中中川駅から徒歩5分の本店をはじめ県内に7店舗展開されている。

創業は1973年。創業者の金俊子さん(81)が専従活動家として働く夫に「内助の功で尽くそう」と、学生たちを主な対象としてレストラン風のお好み焼き屋を開いたことが始まりだった。「ぼてじゃこ」とは、滋賀県の琵琶湖に棲むタナゴのこと。開店当時に屋号を考えた金俊子さんは、どんなものにでも食いつく「ぼてじゃこ」の解釈をアレンジし、「老若男女誰にでも食べられるお好み焼きの店を作りたい」との思いで店の名前を決めた。

創業当初はお好み焼きがメインだったが、幅広い層の客のニーズに応えようと年々メニューが増加。現在は、もんじゃ焼き、焼きそば・うどんなどの鉄板料理のほか、チャーハン、クッパ、鍋、スープなど1品物のメニューが超充実。金さん自身も「料理の品数がどれくらいあるか挙げきれない」という。お好み焼きや焼きそばはトッピング1種類で500円代と、驚きの安さだ。

「ソースから粉、麺、マヨネーズにいたるまで、すべてがオリジナル」。秘伝のソースは、金俊子さんが創業当初に大阪に通い詰めては改良を重ねたもので、マイルドかつ、やさしい味わいになっている。これを卵をつなぎとする、ほんのり甘めでフワフワの生地にかけ、お好みで特製のマヨネーズを。地元民の間では、独特の香りと粘り気が出る「昆布」をトッピングとして追加するのが「通」な食べ方だとか。トッピングは、豚、チーズ、明太子、モチ、海鮮など、何種類(各136円)でも選べる。

旨さと安さ、店内の雰囲気などが利用客のハートを鷲掴みにし、週末だけでなく平日から学生や子連れの家族らで賑わいを見せていた「ぼてじゃこ」。しかしコロナ禍の影響で「最近では利用客が3分の1に減り、周囲では外食産業を諦める人々も多い」と金俊子さんは話す。「もちろん『ぼてじゃこ』の経営も難しいけど、店名のように困難にも噛み付いていかないと(笑)。昔からトンポが訪ねてきてくれたら嬉しいものですよ。みなさんがお店に足を運んでくれれば、最大限のサービスでおもてなしします」(金俊子さん)

基本情報

店名:ぼてじゃこ本店

住所:富山県高岡市東中川町811-1JR氷見線越中中川駅徒歩5分)

   県内に7店舗(本店、熊野店、豊田店、呉羽店、山室店、新湊店、高岡泉ヶ丘店)

営業時間:11:002:00

定休日:無休

電話番号:0766-21-8033

HPhttps://tabelog.com/toyama/A1604/A160401/16001365/

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