受け継がれる思い/第30回迎えた「イギョラカップ」


試合前、円陣を組む東京中高の選手たち

毎年、東京中高をはじめとした各地の朝高はもとより、夏のインターハイや冬の選手権大会をはじめとした「全国」常連校、名だたるクラブユースチームが参加し、大きな注目のもとで開催される「イギョラカップ」。現在、ユース年代の一大大会として名をはせ、今回で30回の節目を迎えた大会の裏には、東京中高サッカー部OB会をはじめとした関係者らの一貫した思いがある。

朝高生に活躍の場を

1952年に創部された東京中高サッカー部は、練習試合で日本の高校に連戦連勝し、隠れた強豪校として知る人ぞ知る存在だったが、長きにわたり高体連への加盟が認められず、日本の公式戦に出場できずにいた。80年代末に入っても依然として状況は変わらぬままだった。

「朝高生たちに日本の強豪チームと対戦する場を設けてあげたい」

そこで立ち上がったのが、公式戦に出場できず、悔しい思いをしてきた東京中高サッカー部OBたちだった。会長をはじめとした当時のOB会メンバーらはかねてから交友のあった東京都や東京朝高が所在する北区のサッカー協会の関係者らの協力のもと、各地のユース年代のチームが集う大会の準備を進めていった。

東京中高は90年の第1回大会から数々の強豪としのぎを削ってきた(第1回大会決勝、対幕張)

OB会の熱意が実り90年3月、第1回目となる「イギョラカップ」が開催された。大会には東京中高のほか、同年1月に行われた選手権優勝校の南宇和高校(愛媛)や前年度優勝の清水商業(静岡)をはじめとした日本各地の強豪校12チームが参戦。東京朝高の選手たちは強豪校と互角以上の試合を展開し準優勝の成績を収め、その実力を知らしめた。

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