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朝大体育学部、JSPO公認スポーツ指導者「免除適応コース」の承認校に

2021年03月23日 17:04 スポーツ 主要ニュース 民族教育

“制度活用し可能性を広げて”

朝鮮大学校体育学部が、公益財団法人日本スポーツ協会(JSPO)による「公認指導者養成講習会・試験免除適応コース」の承認校として認定された。

朝大体育学部の学生たち(同部提供)

JSPO公認スポーツ指導者資格は、同協会が指導対象や活動拠点に合わせ、講習および試験を通じ与えるスポーツ指導者の資格で、現在、①スポーツ指導者基礎資格、②競技別指導者資格、③メディカル・コンディショニング資格、④フィットネス資格、⑤マネジメント指導者資格の5領域、全18種類のスポーツ指導者がJSPO公認の指導者として各方面で活躍している。認定者数は、2019年10月1日時点で58万26人に及ぶ。

今回、朝大体育学部が承認校に認定された「公認指導者養成講習会・試験免除適応コース」は、この公認スポーツ指導者資格を取得するうえで必要となる講習や試験が、一部またはすべて免除されるシステムのこと。従来、同資格取得のためには、JSPOや加盟団体などが開催する養成講習会の受講と試験を経る必要があったが、1990年から日本各地の体育大学や体育学部、スポーツ専門学校らに対し、それらと同様のカリキュラムを実施することで講習および試験が免除される「承認システム」が導入された。これにより、承認校で該当のカリキュラムを履修した場合、JSPOへ申請し「免除適応コース修了証明書」を交付されると免除対象者に、その後資格認定への手続きを踏むことができる。また2020年度以降には、在学中の資格取得が可能となった(条件有)。

朝大体育学部では、昨年夏、学部関係者たちが承認校を目指す大学らを対象にした説明会に参加。以降、実務的な準備を重ねてきたという。そして3月8日付で承認校認定の通知を受け取るに至った。

公認スポーツ指導者資格の取得には「共通科目」と「専門科目」のカリキュラムを受講する必要がある。今回の認定により、2021年度から朝大体育学部の学生たちは、「共通科目」のうち「共通科目I」から「共通科目Ⅲ」までが、学部の該当カリキュラムを履修した場合に免除となる。(画像はJSPO公式HPより参照)

今回の認定により、2021年度から同大体育学部の該当カリキュラム履修生が免除されるのは、各資格取得に必要な工程(共通科目:スタートコーチ、Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ+専門科目)のうち「共通科目I」から「共通科目Ⅲ」まで。アスレティックトレーナー、スポーツ栄養士、スポーツプログラマーといった指導者資格のほか、サッカーやバレーボールなど競技別のコーチライセンス取得の際に必須となる一部共通科目が免除されたことで、朝大体育学部の課程を通じたさまざまな公認スポーツ指導者への道が開かれることになった。

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