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感性豊かな作品で溢れる/「2020在日朝鮮学生美術展特別企画展」、Web上で公開中

2021年01月23日 11:23 文化 民族教育

サイトには8つのテーマに合った作品が展示されている

「2020在日朝鮮学生美術展特別企画展」(主催=2020年学生美術展覧会実行委員会)が、昨年12月12日からGAKUBI専用サイトにて公開されている。

日本各地の朝鮮学校に通う園児・児童・生徒たちから寄せられた美術作品を展示する在日朝鮮学生美術展(以下「学美」)はこれまで、50年間(48回)、日本各地11カ所を巡回しながら開催されてきた。しかし今年は新型コロナウイルスの影響により中止を余儀なくされた。

各地の園児・児童・生徒たちはそのような環境下でも創作活動を続け、作品を生み出してきた。実行委では、コロナ禍で制作された子どもたちの作品を発表する場を設けるため、今回初めてとなるWEB上での企画展を決定した。

これまで各地の朝鮮学校教員らが中心となり審査をしてきた既存の「学美」とは異なり、子どもたちの作品を審査なく展示する「2020在日朝鮮学生美術展WEB展覧会」(1月下旬公開予定)、各地の中高級部美術部員が考案し企画した「全国美術部テーマ別WEB展覧会」(昨年12月12日から公開)、キャンパスのF10号以内の作品を巡回展示していく「全国美術部10号巡回展」の3つの企画で構成された同企画展。企画展では作品送料、展示会場費、WEBページ構築費などに使用するクラウドファンディングも同時に行い、多くの関心を呼んでいる。(18日で終了、支援者は147人、支援総額は76万9千円にのぼった)

オンライン会議で作品をプレゼンする生徒たち

なかでも「全国美術部テーマ別WEB展覧会」は、約90人からなる各地の中高級部美術部員たちがそれぞれ8つのテーマ別にグループに分かれ、展覧会を運営。準備過程ではオンライン会議を重ね、互いに協力しながら展覧会を作り上げていったという。

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