〈第42回コマチュック〉東大阪、「全員サッカー」で準優勝


準優勝した東大阪の選手たち

2 年前の第 40 回大会で準優勝、昨年の前回大会で 3 位の成績を残した東大阪は、第 31 回大会から遠のいている優勝を目指し、今大会に臨んだ。

関西の強豪として周囲の期待が高まる一方で、「サッカーのレベルで言えば、例年に劣る」と、東大阪の李成真監督は順風満帆な新チームの発足ではなかったと話す。

決勝戦、果敢に攻め込む東大阪の選手

昨年の本選部門出場経験があるのは今年の 6 年生が 3 人だけだ。「最後まであきらめずにたたかうチーム」というコンセプトを軸に据え、一からチーム作りを行った。

迎えた今大会。順調に決勝まで勝ち上がった千葉とは対照的に、東大阪は辛勝を重ね、決勝の舞台に勝ち進んだ。

千葉優位の下馬評の中、試合は拮抗した展開となった。前半、千葉に 1 点のリードを許すものの、後半に入り東大阪も猛攻を仕掛け、幾度となくチャンスを演出。結局 1 点が遠く、千葉に 1-0 で敗れたものの、堂々の準優勝に観客たちから大きな拍手が注がれた。

決勝戦、果敢に攻め込む東大阪の選手

優勝まであと一歩届かなかったが、東大阪は大会を通じて李監督が話した「最後までたたかう」という精神力の強さを発揮した。

1 点を失う苦しい状況でも「まだまだできる」とチームメイトに声をかけ続けた髙晃徳主将(初 6)は「攻めの姿勢では東大阪が勝っていただけに、本当に悔しい」と試合を振り返った。

髙主将の母である趙清美さん(43)は「試合を重ねるごとに成長する子どもたちの姿に大きな感動を覚えた」としながら、「この経験を今後に生かして、充実した学校生活を送ってほしい」と話した。

「スター選手がいるわけでもなく、決して上手なチームではないけど、『全員サッカー』で泥臭く 2 日間最後まで戦ってくれた」と話すのは、朴晟児副主将(6 年)の父・朴栄浩さん(46)と、母の李香順さん(46)。朴さんと李さんは「クラブチームに通う児童も少ないなか、学校の部活動をひたむきに頑張った結果、決勝まで進出できるということを証明してくれた」としながら、「子どもたちの成長を通じて、自分たちも多くのもの学ばせてもらった」と選手たちを称えた。

選手らの健闘を労う東大阪の保護者たち

李監督は「相手が実力で上回るなかで、本当によくたたかった。子どもたちが誇らしい」としながら、「12 月に近畿地方朝鮮初級学校のサッカー大会が行われる予定なので、そこでは必ず優勝したい」と意気込んだ。

(全基一)