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〈在日朝鮮学生芸術発表会〉参加者の声

2020年11月14日 10:32 主要ニュース 民族教育

新型コロナ感染症の拡大に伴い、今年各地の学校では1学期にあたる4~5月に休校措置が取られ、児童・生徒らの学校生活は大幅に制限された。そのような状況下で、従来コンクールの形式で行われてきた在日朝鮮学生芸術競演大会は、発表会という形で催された。各会場では、感染防止の観点から入場制限がなされるなか、舞台上に立った児童・生徒はもちろんのこと、それを見守る教員や保護者たち皆が、困難な状況でも発表の場が設けられたことへの感謝の思いをそれぞれ口にしていた。(取材班)

記録より記憶に残る作品を/生徒たち

“コロナウィルス感染拡大の影響で、芸術コンクールが行われなくなった”。

この知らせに、何人もの生徒たちが落胆し、涙を流した。特に、コンクールを「集大成」として部活動に励んできた高3の生徒たちにとっては、あまりにも喪失感が大きかった。

創作群舞「羨むことはない」(広島初中高高級部)

広島初中高高級部舞踊部で主将を務める鄭慶善さん(高3)は、突然の知らせにショックを隠せず、「なんのために学校に通えばいいのか」とさえ思ったという。だが、舞踊部の指導教員や同級生らと話し合う中で考えを改めた。

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