日本軍の迫害経験と関東大震災/朝鮮人虐殺の歴史的背景を考察


関東大震災における朝鮮人虐殺から97年を迎え1日、今年も各地で追悼式典が行われ、犠牲者を追悼し、歴史の歪曲と忘却に抗う意志が示された。他方で、東京墨田区の横網町公園で開催された追悼式典の目と鼻の先で、今年もヘイト団体による集会が繰り返された。昨年の発足以来、関東大震災朝鮮人虐殺に関するさまざまな学習会を定期的に開催してきた「1923関東朝鮮人大虐殺を記憶する行動」による第5回学習会(19日、オン・オフラインで同時開催)では、「日本軍隊の朝鮮植民地支配経験と関東大震災―朝鮮人虐殺の歴史的背景」と題して、愼蒼宇さん(法政大学教授)が講演した。講演の要旨を紹介する。(まとめ・金淑美)

昨今の官民一体のヘイトの源流としての関東大震災時の朝鮮人虐殺と、同時期における地方での朝鮮人迫害は、それまでの日本の朝鮮侵略における虐殺・迫害の延長線上に位置づけることができる。

私は朝鮮での軍事的暴力と朝鮮人の抵抗を「朝鮮植民地戦争」と呼んできた。朝鮮植民地戦争とは、「植民地征服戦争」と朝鮮防衛のための朝鮮・満州・シベリアでの革命干渉・朝鮮民族運動弾圧戦争までの広範な「戦時・準戦時」行動の継続を指す。この戦争を通じて、日本軍隊と憲兵、警察は植民地での迫害経験を構築し、それは植民地期を通じて官民で継続され、蓄積されていった。

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