Facebook

SNSで共有

〈人・サラム・HUMAN〉李英子さん/医協東日本本部看護部長(58)

「尊い命と未来守る」

「コロナをなめてはいけない」―在日本朝鮮人医学協会(医協)東日本本部の看護部長を務める李英子さんは強い口調で同胞らに警鐘を鳴らす。

新型コロナ感染拡大が収まらない中、医協東日本看護部のメンバーらと準備を進め、今年5月から朝鮮学校の教員や保護者などを対象にしたオンライン講座を開催。正しい知識と予防策を周知させながらコロナ啓蒙活動を積極的に展開している。

茨城初中高卒業後、看護師として数々の病院に勤務。総合病院で感染症対策チームの旗振り役を担った経験もある。現在は母校の保健講師などをつとめながら、訪問看護師として医療に携わっている。「これまでの医療現場で感染症が原因で命を落とす患者を数多く見てきた。感染症は恐ろしい。コロナはもっと恐ろしい」。

新型コロナとの向き合い方を、ときに「戦い」に例える。「感染症に立ち向かう上で重要なのは、敵(ウイルス)を理解して戦略を立てて、それを人々に知らせて正しい行動を徹底すること。一人ひとりが根気強く実践していくことが、コロナに打ち勝つためにとても大切だ」。

コロナ禍を乗り越えるために「医療の専門家らがもっと情報を発信しなくては」。そう意欲を見せる李さんの活動の根底には同胞医療人としての強い使命感がある。

「私たちが行うコロナ予防策は同胞たちの尊い命、そして子どもたちの未来を守っていくことだと思っている。今後も啓蒙活動に努め、自身の役割を果たしたい」(根)