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新型コロナ予防対策オンライン講座/東京第1初中オモニ会と女性同盟荒川支部が主催

“根気強く、思いやりをもって”

東京第1初中オモニ会と女性同盟東京・荒川支部が主催する「親子で学ぶ 新型コロナウイルス感染を防ぐための標準予防策オンライン講座」が7月25日と8月1日に行われた。講座は東京第1初中保護者らを対象に、在日本朝鮮人医学協会(医協)の専門家らを講師に招いて開催された。

女性同盟荒川支部の孫永春委員長によると、今回の講座は新型コロナ感染拡大により保護者や同胞らの不安が増す中、オモニ会と女性同盟支部が専門家の指導のもと協力して講座を開催することで、感染症予防に対する正しい知識を地域全体で共有し、防疫意識を高めていこうとする目的で行われた。

講師は医協東日本本部・看護部会所属の現役看護師をはじめとする医療従事者が務め、25日には初級部高学年と中級部の保護者、1日には初級部低学年と幼稚班の保護者が参加。またオモニ会と女性同盟の幅広い呼びかけにより、地域同胞や神奈川在住のオモニらも数多く受講し、両日あわせて約50人が参加した。

オンライン講座のようす(8月1日)

講座ではまず、李英子看護部長が新型コロナウイルスの特性について説明した後、埼玉県内の病院で看護師を務める裵仙姫さんが、手洗いや消毒、マスク着脱の正しい方法や「3密」を避け、抵抗力(免疫力)を高めるための行動など、標準予防対策(スタンダードプリコーション)に基づいた防疫知識や具体的な実践方法について、スライドや映像などを交えて詳しく解説した。また暑さが本格化する今後に向けた熱中症対策などについても言及があったほか、参加者からの質疑応答も活発に行われた。

李英子看護部長は講座の最後で、一人ひとりが正しい知識のもと対策を根気強く行っていくことが大事だとしながら、感染者やその家族、医療従者に対する差別や偏見が大きな問題になっていることについて強調。「最も大切なことは、他人を責めないこと。対策を忘れてしまったら、またやりなおせばいい。思いやりの言葉は治療と同じ力をもつ。専門家と連帯し、知恵と忍耐で乗り越えていこう」と呼び掛けた。

参加した保護者らは「コロナ対策についてわかっていたつもりでも、やはり知識が乏しいと感じた。対処法をもっと徹底して実践しなければと思った」「現役の医療従事者である李英子先生や看護師の話を聞き、実験動画や体験談などを交えたわかりやすい講義でとても勉強になった」「自分ができる基本の予防対策をしっかりと行い、根気強く実践することが一番大切だと学んだ」などと感想を寄せた。

同校オモニ会の李香理会長は「子どもたちの登校が再開し、今後、さまざまな学校行事も予定されている中で、コロナ感染対策を正確に実施することはより重要になってくると思う。各家庭や学校はもちろん、地域同胞社会全体が連携して正しい感染予防対策に取り組み、保護者や子どもたちの安全を守っていけたら」と話した。

「専門家としての使命果たしたい」/医協東日本看護部会

医協東日本本部・看護部会では、ことし5月初旬からコロナ感染予防策をまとめたポスターや健康チェックリストなどを作成し、東日本地方の朝鮮学校へ配布。また、独自にまとめたスライドをもとに教員や保護者を対象に今回と同様の標準予防対策についてのオンライン講座を開催し、正しい感染症予防や啓発活動に力を入れている。

看護部会が作成したポスター

裵仙姫さんはオンライン講座を実施していく過程で、感染症予防に対する学校や同胞らの意識や関心の高まりを実感しているとしながら「医療現場での経験や専門知識を生かして正確な情報を提供し、同胞や子どもたちがコロナ禍で少しでも安心して生活を送れるよう今後も力を尽くしたい」と話した。

李英子看護部長は「新型コロナウイルス感染症の恐ろしさや、正確な対策法を同胞らにしっかりと伝えるのは医療の専門家であるわれわれの使命だと思っている」とし「コロナ対策は同胞の命を守り、子どもたちの未来を守ること。各学校へのフォローアップや同胞社会全体へのコロナ予防啓発活動にいっそう力をいれて、正しい感染予防策を広めるために熱意をもって使命を果たしたい」と力を込めた。

(丁用根)

医協では現在、学校や地域の各団体などを対象に新型コロナウイルス感染予防対策についての相談やオンライン講座の開催などを幅広く受けつけている。講座の依頼、問合せは下記の連絡先まで。

東日本本部(TEL=03-6268-9817、Eメール=ikyo@dream.ocn.ne.jp)

西日本本部(TEL=06-4307-3660、Eメール=ikyonishi@gmail.com)