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〈青商会結成25周年、新たな飛躍を 3〉神奈川・川崎地域青商会

2020年08月22日 07:00 主要ニュース

今年で結成25周年を迎える在日本朝鮮青年商工会(青商会)は「豊かな同胞社会のために!コッポンオリたちの明るい未来のために!アプロ!(前へ!)」というスローガンを掲げ、KYC運動「アプロ!」を力強く展開する過程でさまざまな成果を収めてきた。民族教育支援事業、経済生活サポート事業、3大愛国課業などの分野で新たな飛躍を成し遂げている地方及び地域青商会を紹介する。

昨年12月の総会で会長が新たに選出され、再スタートを切った川崎地域青商会

神奈川の川崎地域青商会は、2009年の青商会第13回総会で総合KYC賞を、11年の第15回総会で優秀KYC賞を受賞(ともに全国6地域のみ)し、全国の「モデル地域青商会」に選ばれた実績を持っている。そんな全盛期が「今期からもう一度訪れるかもしれない」と金勇浩直前会長(43)は期待感を抱いている。活動の原動力になっているのは、現会長の行動力と求心力、それに「ウリハッキョを守ろうとする曇りのない心」だという。

あの頃の1世たちは

川崎地域青商会の伝統的な行事といえば、2004年から毎年主管してきた「KAWASAKI大交流祭」だ。第1回は同胞を対象としたが、2回目からは同胞社会や朝鮮学校に対する理解を得ることを目的とし、地域の日本人や外国人にも幅広くPR。回を重ねるごとに参加者が増え、今では2千人超の人々が集う国際交流イベントとして地域に知れ渡っている。

このような大規模な行事を成功させるのは、決して簡単なことではない。青商会を中心に各機関・団体で構成される実行委員会は、企画構成、資金調達、宣伝広報活動などに奔走し、準備段階から多くの労力を費やすことになる。だが、得られるものも大きい。

地域同胞たちが一丸となるプロセスは、学校運営の支えとなる財政はもとより、川崎初級を中心とした地域同胞社会の連帯感を生みだしてきた。また、青商会世代の意識と役割を高める契機にもなっている。

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