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【速報】控訴審第1回公判で結審/京都朝鮮学園名誉棄損事件  

2020年07月13日 11:37 主要ニュース

ヘイトスピーチにより朝鮮学校の名誉を傷つけたとして、京都朝鮮学園が元在特会幹部の西村斉被告を名誉毀損罪で起訴した事件の控訴審第1回公判が13日、大阪高裁202号法廷で行われ、結審した。

被告は京都第1初級襲撃事件(2009年)で実刑判決を受けたが、17年4月23日、同校の跡地近隣の公園で拡声器を用いて朝鮮学園の名誉を傷つける発言を繰り返し、その様子をインターネット上に配信した。これを受け京都地検は、被告を名誉棄損罪で在宅起訴(2018年4月20日付)し、それから1年以上を経て、一審公判を行うに至った。

京都地裁は一審判決(19年11月29日)で、被告に対して罰金50万円の有罪を認めるも、被告の行為に「公益を図る」目的があったと認めた。

「判決理由において、被告人の言動が民族差別であることへの明言を回避し、公益目的を認定したこと(及び量刑)は極めて不当であり、ヘイト被害を受けた学校関係者への動揺を与えている」(一審判決当時の学園側告訴代理人弁護団声明より引用)

一審判決に対して京都地検は控訴せず、今回の控訴審は被告人側が控訴したことにより行われた。判決言い渡しは9月14日、大阪高裁で行われる。

(李鳳仁)

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