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色濃く残る隔離政策の爪痕/「ハンセン病と朝鮮人」からみる現代社会

2020年07月10日 13:37 文化・歴史

高麗博物館(東京・新宿区)では今年の企画展を「ハンセン病と朝鮮人」をテーマに開催することを決め、6月24日から展示をスタートした。問題の「当事者」は誰か、消えることのない日本の加害の歴史をあぶりだすような展示物たち―。日本が国をあげて行った隔離政策の爪痕は現在も色濃く残っている。

幾重もの差別

企画展「ハンセン病と朝鮮人」は、「ハンセン病療養所の朝鮮人入所者たちが直面した差別の現実と闘いに光を当て、1996年の「らい予防法」廃止後も日本社会に残る患者・回復者たちへの偏見や差別の問題に関心をよせるきっかけにしたい」という同館関係者たちの願いから企画された。

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