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〈時事エッセー・沈黙の声 1〉日本の中の人種差別/浅野健一

2020年07月03日 10:00 主要ニュース 権利

米国人暴行死、対岸の火事ではない

無声ジャーナリストとして

私は共同通信で22年記者をした後、同志社大学大学院で20年新聞学を教え、6年前からフリー・ジャーナリストを務めている。2014年7月に下咽頭がんを患い、放射線治療を受けて完治したと思っていた今年3月中旬、同じ所にがんが再発し、4月2日、咽頭・喉頭・頭頚部食道を全摘した。コロナ禍の中で、7時間をかけた大手術だった。声帯を失い、首に穴を開けて永久気管孔をつくった。4月23日に退院し、6月初め、身体障害者手帳(3級)を受け取った。

今は自宅で療養しながら、妻の助けを借り、無声ジャーナリストとして、月刊誌、ネットメディアなどに記事を書いている。

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