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〈学美の世界 18〉心をわしづかみにする作品たち/朴蓮淑

2020年05月30日 09:00 文化

2015年度、学美審査会に16年ぶりに復帰しその日に受けた衝撃を今でもはっきり覚えている。作品が変貌していたのだ。活きいきとしカラフルで可愛らしく、ときにたくましく力強い作品、そしてこれは何を描いたのだろうと心をわしづかみにする作品たちが会場を埋め尽くしていた。

回を重ねるごとに作品群たちがこの展示会は校内展示に留まっていてはだめだと迫ってきた。何一つノウハウをもたないまま、当時同僚だった教員と共に反対を押し切って必死にギャラリー展示会の準備に取り掛かった。朝鮮学校を支え、学美をサポートしてくださる日本の方たちのご尽力により今年も2月に北海道展が開催された。

あるサポートメンバーにどうして身を粉にして朝鮮学校を支援してくださるのか伺ってみると「学校が素晴らしいから、子どもたちがすてきだから」とおっしゃるのだ。そんなすてきな子どもたちの心にはウリハッキョや友だちはどの様に映っているか見てみよう。

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