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軍艦島での強制労働を隠蔽・歪曲/東京に産業遺産情報センター開設

2020年04月09日 10:13 歴史

日本政府、ユネスコ審議の約束を反故に

軍艦島(長崎県端島)など「明治日本の産業革命遺産」を広報する「産業遺産情報センター」が、東京都新宿区の政府庁舎に設置された。同センターには太平洋戦争当時、軍艦島にいた在日朝鮮人2世が生前に「周りの人からいじめられたことはない」と強制労働はなかった趣旨の証言を行った動画など、軍艦島に住んでいた住民36人の証言動画を展示する。3月31日、産業遺産情報センターの開館式が行われた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、関係者のみが出席。一般公開は当面延期される。

軍艦島全景

一部の島民の発言のみを用いることで、強制労働被害を否定しようとする同センターの展示は、15年7月に「明治日本の産業革命遺産」がユネスコ世界文化遺産に登録された際、日本政府自らが公言した約束に反するものだ。

日本政府は、軍艦島など強制労働施設7カ所を含む日本の近代産業施設23カ所の世界遺産登録を進める過程で、南朝鮮政府の反発を受け、「朝鮮人強制労働の歴史を伝える」としてセンター設置を約束した。日本政府の代表は審議で

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