幼保無償化制度からの朝鮮幼稚園除外は、「差別の禁止」を謳う子どもの権利条約に違反し、教育基本法が保障する「教育の機会均等」を奪うものだ。過去にも朝鮮学校出身者の大学入学資格問題や高校無償化問題に取り組んできた大学人として、それは見過ごすわけにはいかない。
民族学校や外国人学校で、それぞれの国の歴史や文化、言葉が教えられるのは当然だろう。各学校が行う教育の自主性は尊重されてしかるべきだ。だが、戦後日本では、一貫して在日朝鮮人の民族教育権が侵害され、朝鮮学校が排除の対象となってきた。この歴史を今こそ断ち切らなければならない。
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