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〈だれもがいきいきと生きられる社会のために 3〉はじめから多様な私たちの性

2020年03月11日 15:13 主要ニュース 文化・歴史

私たちの豊かな性

前回は、人の性のあり方をつくる4つの要素((1)性自認、(2)身体の性別、(3)性表現、(4)性的指向)と、これら4つの要素がそれぞれ独立していることについて確認し、このことが理解できないと、性自認と身体の性別が異なる人や、異性愛以外の性的指向を持つ人などを「異常」ととらえることになってしまうことについて述べました。そのうえで、たとえば「子どもを産める人=女性」や「男性を好きになる人=女性」という考え方では、自分を「女性」と認識する人を「女性」の概念から排除したり、自分を「女性ではない」と認識する人を「女性」の概念に含めてしまう問題があるため、性自認が「女性」の人を「女性」と考えるのが適切ではないかと述べました。

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