〈6人制混合バレーボール世界大会〉選手たちが国際交流、共感とリスペクト


「一日も早い平和を」、「熱く歓迎したい」

観客席のロシア人サポーターと交流を深めた同胞選手たち

同胞選抜チームが出場している6人制混合バレーボール世界大会(5~8日、千葉・館山運動公園体育館)では、さまざまな場面で国際交流が深められている。今大会には同胞選抜チームのほか、ロシア、アメリカ、ハワイ、カザフスタン、香港などのチームが参加している。

同胞選抜と香港が対戦した185㎝以下のカテゴリーでは、試合後に両チームの選手たちが健闘を称え合う、心温まる光景が広がった。中には、同胞選手にユニフォーム交換を申し出る香港の選手も。試合結果は2試合を行い、同胞選抜チームが2勝した。

185cm以下カテゴリーでたたかった同胞選抜と香港チーム。試合後には互いの健闘を称え合った。

15番のNg Chun Niさん(23)は同胞選手たちについて、「ロシアや他の国みたいに身長が大きいわけじゃないのに、アタックの打点が高い。動きが俊敏で、試合中の適応力も高い。なぜ彼らはあんなにいいボールスキルを持っているの?」と驚き交じりに語った。

同じ香港代表の6番、Chan Siu Hong選手(26)も「才能があって若い選手がたくさんいる。2002年生まれの選手がいると聞いて驚いた。練習を積めば、将来もっと高いレベルのパフォーマンスを見せてくれるだろう。特にセッターの12番(鄭基善選手、19歳)が上手かった。それに7番(朴理瑛選手、17歳)のプレーも印象深かった」と賛辞を惜しまなかった。

香港の選手たちは同胞選手たちのレベルの高さに驚いたようすで、写真撮影も求めていた。

日本を3回訪れたことがあるChan選手は「正直に言うと、なぜコリアンが日本に住んでいるのか詳しくはわからないんだ」としながらも、「同じバレーボール選手としてリスペクトしているし、もっと交流を深めたいと思っている。もし彼らが香港を訪れたら、熱く歓迎したい」と語った。

220歳以上のカテゴリーでは、同胞選抜とハワイチームが試合後に記念撮影。両チームの選手たちは共にアロハポーズを作り、笑顔で写真に収まった。

試合後に健闘を称え合う同胞選抜とハワイチームの選手たち

ハワイ出身のBrigitte Russoさんは、同胞選抜チームには「スパイクがパワフルな0番(宋容興選手)、エネルギーあふれるキャラクターの2番(黄秀京選手)など、個性的な選手が多かった。みんながいいスポーツマンシップを持っているチームだった」と称えた。

また、朝鮮国旗を胸につけたユニフォームを目にしながら、「私にはサウスコリア出身の友人が何人かいる。彼らはよく、『南と北の朝鮮が統一しなければならない』と言っていた。私はその考えに賛成している」とし、「ハワイには米軍が多いし、今でも不法な占領が続いている。朝鮮半島もそうでしょ?お互いの国に一日でも早く平和が訪れることを願っている」と語った。

「共通の言葉」

他国のチームからプレゼントをもらった同胞選手たち

今大会に参加したいくつかのチームは、他のチームのためにプレゼントを用意。それを試合前に手渡し、互いの健闘を祈っていた。

同胞選抜チームは、ハワイからキーホルダーやマグネット、ロシアからチョコとキーホルダーを受け取り、お返しとして折り紙で作った手作りチョゴリを準備。他国の選手たちから好評を得ていた。

ロシアチームの練習に飛び入り参加した崔太煌選手(手前)

大会期間には、同胞選抜チームの崔太煌選手(21)がロシアのチーム練習に飛び入り参加するシーンも。言語は通じないものの、バレーボールという「共通の言葉」を通じて、心の距離を縮めていた。

(李永徳)