〈6人制混合バレーボール世界大会・3日目〉185cm以下チームが決勝進出 、「優勝飾り、歴史を作りたい」


7日、在日本朝鮮人バレーボール協会の同胞選抜チームが出場している6人制混合バレーボール世界大会(千葉・館山運動公園体育館)3日目の試合が行われた。身長185cm以下のチームが1勝1敗の成績を残し、6戦4勝2敗で決勝進出を決めた。優勝をかけた大一番は8日10時から行われる。

同胞たちに良い知らせを/185㎝以下カテゴリー

185㎝以下カテゴリーの第5戦、同胞選抜チームは今大会で唯一黒星をつけられたハワイと対戦した。一度目の対戦ではミスからの失点が多かったが、「選手たちが実力を発揮すれば負ける相手ではない」と朴慶雅監督は話す。

その言葉通り、第1セットは同胞選抜チームがペースを掴み、25-12で先取した。これで波に乗ると、つづく第2セットも25-10と大差をつけ2-0の完勝。4チーム総当たり戦の最終戦を前にして、決勝戦への進出権を得られる2位以内を決めた。

インタビューを受ける朴理瑛選手(7番)と柳綺華選手(11番)

試合後、大会のヒーローインタビューを受けたのは、朴理瑛選手と柳綺華選手。ともに17歳で、チームの最年少プレーヤーたちだ。

2人は「先輩たちのおかげで伸び伸びと、楽しくプレーできている」と口を揃えながら、「決勝戦でいいプレーを見せてチームの勝利に貢献したい」(柳選手)、「優勝してウリハッキョの名前を轟かせたい」(朴選手)、とそれぞれ抱負を語った。

4勝1敗の成績で並ぶロシアとの第6戦は、接戦の末に0-2(22-25、23-25)で敗れた。決勝の相手は2戦をたたかい1勝1敗のロシア。大一番に向けて、同胞選手たちは闘志に満ちている。

185cm以下カテゴリーでたたかった同胞選抜とハワイチーム

リベロのポジションで存在感を放つ金容利選手(22、大阪朝高出身)は「選手全員でつなぐバレーが少しずつ浸透してきている」と手応えを感じている。

「このチームでは全員がエースとしての働きを見せられる。チーム一丸となった攻撃力、粘り強さを発揮し、初開催の大会で優勝という結果を残して歴史を作りたい。それがこれまでお世話になった人たちへの恩返しになると思う。各地の同胞たちに、いい知らせを届けたい」

新たな繋がり、これからも/220歳以上カテゴリー

ロシアとの試合にのぞむ220歳以上チーム

220歳以上カテゴリーの同胞選抜チームは、第5戦で対戦したロシアを相手に1セットを奪ったものの1-2で敗戦。つづく日本戦はあと一歩のところで力が及ばず、0-2(12-25、23-25)で敗れた。6戦1勝5敗の成績で大会を後にした。

同チームは大会までに十分な準備期間を得られなかったが、試合を通じて着実にチーム力を高めた。大阪出身の金洋世選手(34)は大会を振り返って、こう語った。

「コートの中でも、ベンチからも、みんなの『勝ちたい』という気持ちがひしひしと伝わってきた。短期間でこれまでチームが1つになれたのは、民族特有の団結心があったからかもしれない」

220歳以上カテゴリーでたたかった同胞選抜とロシアチーム

日本学校に通い、かつてはビーチバレーと競輪の世界でプロアスリート人生を送った金選手。彼女にとって今大会は、「朝鮮学校に通った同胞たちと触れ合う中で、自分のルーツを改めて考える機会になった」と話す。

「今大会で本当に多くのものを得られた。こうして新しい繋がりができたのだから、またみんなで集まり、一つの目標に向かって汗を流してみたい」

(李永徳)