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多くの激励や衛生用品届く/埼玉初中へのマスク不配布受け

同校に寄せられた衛生用品や激励の手紙

さいたま市が埼玉朝鮮幼稚園を新型コロナウイルス感染防止のためのマスク配布の対象から除外した問題と関連し、市の対応を問題視した同胞や日本市民から12日以降、感染防止用品や激励の電話などが同校に寄せられている。

埼玉初中によると、さいたま市が備蓄用マスクの配布対象から埼玉朝鮮幼稚園を除外した問題が11日に報道された翌日以降、多くの同胞、市内外の市民から、マスクやアルコールスプレーなどの感染防止用品や激励の電話などが寄せられているという。

埼玉初中のある女性教員は、12日に出勤したところ、同校校門の前で日本人女性にアルコールスプレーを手渡された。日本人女性は自身も母親であり「報道を見て胸が痛んだ」としながら、市の代わりにマスクをドラッグストアなどで探してみたが手に入れることができず、代わりにアルコールスプレーを渡すことにしたと、涙ながらに話したという。

13日に同校を訪問した和光市(埼玉県)在住の60代同胞男性は、報道を目にし「差別と区別は違うものだが、今回の(市の対応)は差別だ。困っているなら使って欲しい」と話し、箱入りのマスクを校長に手渡した。

同校によると、他にも多くの衛生用品が同胞や日本市民から届き、滋賀県はじめ市内外の市民から、激励の電話や手紙、FAXも多く届いているという。

嫌がらせ電話も

一方で、同校に対して嫌がらせの電話もかかってきている。

12日の午前には、同校に非通知である男性から電話があった。電話を受けた女性教員によると、男性は「私たちの税金で市が行っていることなのに、ずうずうしいと思わないのか」「嫌なら北朝鮮に帰れ」などとヘイトスピーチを含む暴言を吐いたという。その後も非通知での電話が複数回かかってきているが、学校は非通知の電話に関しては、対応しないことにしている。

同校の鄭勇銖校長は、その様な心ない電話は少数で、激励の電話が「圧倒的に多く寄せられている」としながら、「多くの同胞、日本市民から寄せられる衛生用品や激励の電話、手紙などに、感謝の気持ちでいっぱい。大きな力をもらっている」と話した。

(金孝俊)