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〈本の紹介〉映画でみる移民/難民/レイシズム /中村一成著

日本社会の現実をも射止める慧眼

(影書房、2500円+税、03-6902-2645)

戦争、虐殺、差別、貧困、格差、植民地主義といった現代世界が直面する不条理を告発する映画の評論集。毎日新聞記者時代から10年にわたって数多くの映画評を書いてきた著者が、月刊「ヒューマンライツ」の連載「映画を通して考える『もう一つの世界』」に執筆したものと、新たに書き下ろした全20本が収められている。

パレスチナ難民の作家ガッサーン・カナファーニーの原作をもとに、パレスチナ難民の男3人が産油国クウェートでの就労を求めて危険な越境をはかった末に悲劇的な末路をたどる「太陽の男たち」(タウフィーク・サーレフ監督、1972年)。

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