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〈本の紹介〉鄭日鮮歌集「生きて来たりぬ」

在日朝鮮人のルーツと人生

鶫書房
2300円+税
03-6310-0701

この歌集の作者である鄭日鮮さんは、1930年に和歌山県で生まれた在日2世。

1世であった両親とは10代半ばで死別し、多くのことを直接聞くことはできなかったという。彼女の両親は、和歌山県の紀勢線の工事に関わっていた。

「ハンマー振り線路に敷き積むバラス割り白いチョゴリの母の悲しみ」

この歌は、鄭さんが7歳の頃に見た母の姿を詠んだものだ。

和歌山から夕張の炭鉱へ。歌集には生活のため異国の土地を転々としながら、過酷な労働に耐えてきた朝鮮人の姿が描かれている。

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