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〈世界フィギュア選手権2019〉「競技で期待に応えたい」/朝鮮学校生徒らの応援励みに

2019年03月18日 11:53 スポーツ 主要ニュース

朝鮮学校児童・生徒たちからの応援ビデオメッセージを見る選手たち

「ISU世界フィギュアスケート選手権大会2019」に出場する朝鮮選手団が、17日夕方、成田空港に到着した。休日ということもあり、一般客で混雑していた入国ゲート前では、大勢の同胞や関係者らが選手団を今か今かと待ち構えていた。朝鮮国旗を振り「朝鮮万歳」「チャルオショッスムニダ」と熱烈に歓迎する同胞らの姿に、選手団は満面の笑顔をみせた。

その後、空港から滞在先となる宿舎へ移動した選手団を、共同歓迎委をつとめる総聯埼玉県本部傘下の活動家たちが出迎えた。

朝青埼玉県本部の活動家から、20日から大会に挑むリョム・デオク、キム・ジュシク選手へ、関東地域の朝鮮学校生徒たちが準備した応援ビデオメッセージが手渡された。ビデオメッセージは、フィギュア選手権開催地となる埼玉に位置する、埼玉初中の鄭勇銖校長が発起人となり、各学校へ呼びかけられたという。

ビデオメッセージを見終え、キム・ジュシク選手は「コマッスンミダ。競技で期待に応えたい。頑張ります」と意気込んだ。

空港で選手団を出迎えた曺賢玉さん(24)は「祖国から遠い異国の地へやってきた選手団の姿が見えた時、とても感動し、熱いものが込み上げてきた」と感激した様子で話しながら、「大会でいい成績を残してくれることを期待している。自分も選手たちの力になれるよう熱烈に応援したい」と力を込めた。

朝鮮選手らは、18日から2日間、試合会場のさいたまスーパーアリーナで公式練習を行う予定だ。

(文・韓賢珠、丁用根 写真・盧琴順)

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