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「北の犯行」ありきの恣意的捜査/マレーシアで朝鮮公民死亡、事件の経過

2017年03月08日 10:42 主要ニュース 共和国 対外・国際

マレーシアのクアラルンプール国際空港で朝鮮公民のキム・チョル氏が死亡してから3週間。この間、南朝鮮、日本のメディアは事件を「北の犯行」と見なして憶測だらけの情報を垂れ流し、マレーシア警察は根拠に基づかない恣意的な捜査を続けてきた。依然として混迷を極める事件の経過を整理した。

事件が明るみになったのは、2月14日午後7時半頃。南のメディアが一斉に、朝鮮公民がマレーシアで毒針によって殺害されたと報じた。情報源は「政府消息筋」だった。

翌日の朝刊1面には「北工作員、毒殺か」(東京新聞)、「金某毒針殺害」(東亜日報)の見出しが躍り、「北の犯行」と断定した大々的なネガティブキャンペーンが張られた。

フジテレビやTBSなどが公開(19日)した映像によれば、13日午前9時前、男性が空港第2旅客ターミナルでマカオ行きの自動チェックインカウンター前に並んでいるところに女2人が前後から襲撃。オイル状の液体を手のひらで男性の顔に塗りつけ、逃走した。マレーシア警察は、病院への搬送中に男性の死亡が確認されたと明かした。

この実行犯として、マレーシア警察は16日、インドネシア国籍のシティ・アイシャ被告(25)とベトナム国籍のドアン・ティ・フオン被告(29)の身柄を拘束。翌17日には事件に関与したとして朝鮮籍のリ・ジョンチョル氏(46)を拘束した。

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